音楽ば〜か シーズン3 第9話
「超世代伝説 - 第3章 -」
講師のYoriさんとの強化合宿を終えた、元美女木ジャンクションのメンバー4人は、次なる対決のため、再び呼び出された。
今回の対決は、2ステージ制、最初のステージは、先日の合宿で練習した課題曲を歌い、音楽業界のプロの5人の方々に審査してもらう。今回の審査員は以下の通りです。
1. 北岡徹也氏(アレンジャー・シンセサイザープログラマー)
2. ピエール氏(コンポーザー・プロデューサー)
3. 江川昌弘氏(ソニーミュージックレコーズA & R)
4. 田辺章男氏(プロデューサー)
5. 東川香一郎氏(イーストワン代表・プロデューサー)
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最初に審査されるのは、サラさん。最初に歌うだけあり、緊張で手が震えている。課題曲は、「つぐない」。
東川香一郎氏いわく、「パフォーマンス的に言うと、誰に歌っているのか? あなたの軸が見えてこない。」
江川昌弘氏いわく、「歌い出すと、訛りを感じて、どこか、スナックっぽい感じになる。伝わるものも伝わらなくなるんじゃないかな。」
審査員の評価を聞いて、サラさんは、「あ〜そうだと思います。まさに。負けたな、たぶん。」
続いて審査されるのは、坪木菜果さん。課題曲は、「飾りじゃないのよ涙は」。
東川香一郎氏いわく、「全然、あさってのほうを向いていて、誰に対してこの歌を届けているのか伝わらない。」
ピエール氏いわく、「リズムが乗れると、もっとうまく聞こえるかな。」
続いて審査されるのは、琴乃さん。課題曲は、同じく、「飾りじゃないのよ涙は」。
江川昌弘氏いわく、「自分自身の中で、自分に酔っているだけと言うか、酔うということと、伝えるということは違う。」
田辺章男氏いわく、「歌っているニュアンスの出し方と、歌詞が合っていないところがあった。」
審査員の評価を聞いて、琴乃さんは、「大丈夫じゃないけど、現実なので。。。」
続いて審査されるのは、小嶋じゅんさん。課題曲は、「つぐない」。やはり、歌詞を覚えきれておらず、要所要所歌詞が違う。。。
北岡徹也氏いわく、「一番気になったのは、歌詞もメロディーも変えてしまっている。このような変え方は、作曲者に失礼。」
江川昌弘氏いわく、「どんなに感情を込めて歌っても、元が間違っているんで、その元を大切に。もう一回考え直して。」
審査員の評価を聞いて、小嶋じゅんさんは、「審査員が言われていることは、そうだなと。」
1stステージ終了。
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そして、結果発表が行われる。審査員1人の持ち点は20点、減点方式で最後に残った点数が、今回の得点になる。
第1位は、63点、サラさん。
第2位は、53点、琴乃さん。
第3位は、51点、坪木菜果さん。
最下位は、48点、小嶋じゅんさん。
サラさんの1位の理由を審査員に聞くと、
田辺章男氏は、「基本的には、上手だと思います。」
東川香一郎氏は、「将来的に考えると、彼女には、ストーリーが今後構築できそうだと思います。」
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続いて、2ndステージが始まる。今回の対決は、「ダブルエリミネーション方式」。
はじめに、1stステージ1位と最下位、次に2位と3位が対決し、それぞれ勝った場合は、その場で残留が決定。次は、負けた人同士で対戦し勝った方が残留、負けた人は脱落となる。別名、「逆トーナメント方式」である。
対決方法は、以前にも行った、「シーソーゲーム方式」。審査員が曲中にリアルタイムにいいと思った方に移動、歌い終えたときに審査員の人数が多いほうが勝ちとなる。審査員は、1stステージと同じ、音楽プロ集団である。
まずは、第1試合は、1stステージ1位のサラさんと、最下位の小嶋じゅんさんの対決である。課題曲は、「守ってあげたい」(松任谷由実)
結果は、小嶋じゅんさんに3人。小嶋じゅんさんの勝ちとなった。これにより、小嶋じゅんさんは、残留決定となる。
この結果に、審査員の田辺章男氏は、「サラさんに関して言うと、自信が過剰なのか、今のところ。歌を表現するということを1回1回大事にして歌わないと、駄目かなあと思います。」
北岡徹也氏いわく、「ファルセットで歌ったり、地声で歌ったり、あいまいな感じで、きちんと自分の音域で練習できていないのかなと。」
小嶋じゅんさんは、勝った心境として、「この曲は、一番練習していなかった曲なんですよ。(サラさんに対して、)次の課題、頑張ってください。」と言った。
サラさんは、「どうしよう。どうしよう。」と、悔しさをにじませていた。
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(つづく。)