音楽ば〜か シーズン2 第9話
「北條まみ」
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先週の放送で、合宿の途中で逃げ出してしまった、北條まみ、今週の放送は、その北條まみのその後を追跡することになった。

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その前に、北條まみが合宿所を逃げ出し、自主リタイヤに追い込まれたことが、ほかのメンバーに告げられた。メンバーは皆、困惑していた。

北條まみが合宿所を飛び出した後、スタッフは、彼女の自宅を訪れていた。そこで、北條まみは、「いろんなことを教わったし、やっている時は、すごい毎日楽しかったし、でも、自分は、歌を歌う方じゃない。」と言った。スタッフが、もう一度、「諦めるということですか?」と聞きなおす。北條まみは、泣きながらうなずいた。

それを聞いたほかのメンバーは、「そんないなくなりかた。ないよね。」とか、「中途半端過ぎません?」とか言っていた。メンバーは、納得いかない様子であったが、これ以上何もいえず、この日は、解散となった。

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その後、ゆうは、北條まみさんに電話をかけた。ゆうは、北條まみに、単刀直入に「辞めるの?」と聞いてみた。すると、北條まみは、「うん。」と答えた。ゆう「何でなん。逃げたから?」と言うと、北條まみは、「それもあるけど、3人に対して失礼。」と言った。ゆうは、「辞めるほうが失礼じゃない。」と言った。すると、北條まみは、「ムカついたでしょ。」と答えた。ゆうは、「逃げる勇気があるんだったら、やったらと思う。」。しかし、北條まみは、「だから、無理だから、実家帰る。」と言ってリタイアすることを強調する。ゆうは、「それでいいの?」と言うと、北條まみは、無言になった。本当はあきらめたくないようだった。ゆうは、「一緒に頑張った者同士、ほんまに最後までやってほしい。ゆうは待っているから。」と最後に伝えた。

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3日後、スタッフの携帯電話に北條まみからメールが届いた。内容は、「もう一度、参加したい。」と言う、リタイヤ発言を撤回するものであった。その夜、スタッフは、北條まみに会ってみた。北條まみは、「あの後、本当に反省して、やり直したいと思っていたが、みんなにどう謝っていいかわからなかった。でも、ゆうちゃんが言ってきてくれて。。。本当にやりたいんです。」と、再びやりたい意気込みを示した。

その後、北條まみは、不安にかられながら、結城リナの自宅へ向かった。結城リナは、「どうしているの?」と困惑気味であったが、北條まみを自宅に迎えいれた。
家に上がった後、しばらく無言であったが、まず、北條まみが、ひとこと、「すいませんでした。」と謝った。結城リナは、「何で謝るの?」と、ますます困惑気味になった。北條まみは、「もう1回、やりたくて、その前にリナちゃんとねーさんに謝りたい。」と言った。結城リナは、「やるって事、じゃあ。」と聞き返すと、北條まみは、「戦わせてください。」と言った。結城リナは、「表面上、リタイアではないとしても、気持ちの部分でそうやって折れて歌詞が入ってこないなんて、もうそういう気持ちにはならないでほしい。おかえりなさい。」と、再びメンバーになることを許した。

続いて、北條まみは、ねーさんの所へ。ねーさん対しては、土下座で謝った。「また、一緒に戦ってもいいですか?」と言うと、ねーさんは、「元から、そのつもりです。」と承諾した。

これにより、北條まみのリタイアは撤回されたが、ほかのメンバーからは、立ち遅れることになった。

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そこで、特別に北條まみスタッフが手を差し伸べることになった。
MCのCharaさんが、とある人を呼んでいた。同じく番組MCの大竹一樹が、「あの人なら、褒めてくれるから。」と言っていた、イイジマPである。

早速、北條まみは、イイジマPの元へ。
イイジマPは、北條まみに、「これから、オケで歌を録ろうと思うの。」と言う。レコーディングを行い、現状、ここまで歌えているというものを作ろうというのである。イイジマPいわく、「200回くらい歌わないとだめだけどな。」

そして、レコーディングが開始された。イイジマPは、時折、褒めながら進め、何回か歌った中から、いい部分だけを取り出して、作成していく。褒めながら進めてくれるので、北條まみも自信を持って臨む事が出来た。

34回以上歌い、OKテイクが完成。聞いてみる。イイジマPは、良いテイクの寄せ集めの歌を再び褒める。そして、完成版のCDを北條まみは、受け取った。イイジマPは、「それを聞きながら練習すれば、自分でもわかりやすいと思うし、すごい自信になると思う。」と言った。北條まみは、「イイジマさん、大好き。頑張ります。」と言った。

早速、もらったCDで自宅で練習をした。

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1週間後、度胸試しに路上ライブを行うことにした。まわりで見ていた観客(4人)は、「ブラボー」と言って、「気持ちが伝わるのが一番いいと思うんですよ。」「自身を持って歌ってください。」と言ってほめた。北條まみは、感動して自信をつけることができた。

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その夜、「やり残したことがある。」と言って向かったのは、菅井英憲先生のところであった。彼には、まだ謝っていなかったのである。「この間の合宿の時は、逃げてしまって。。。先生にやっぱり謝らなくては、この先、もし1位になってデビュー出来ても、あそこの合宿を中途半端にしたっていう、後悔があったら、全然うれしくない。」と言った。菅井先生は、「あたしに会いに来るという事はすごい勇気のいることだと思うわけ、その辺のことは、尊厳をもって見てあげられるわけ、えらいと思う。でも、あそこでやったことは、身に降りかかってくるわけだ。それは、自分のけじめとして、オーディションに臨みなさい。がんばってください。」と言った。

先生に会った後、北條まみは、「ずっと、引っかかっていたことが、先生のおかげで取れて、合宿の時のけじめがつきました。結果、どっちに転ぼうが、悔いはないです。」と言った。

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